株式会社 桝屋髙尾

美しい色・美しい織物・人の心に潤いを

桝屋髙尾は、徳川美術館(名古屋)から由緒ある黄金の「ねん金袱紗」の復元を要請されました。 この復元を成功させた折に誕生したのが「ねん金糸」です。 「ねん金糸」は通常の金糸とは異なり、芯に手紬真綿を使用し、真綿の素朴さと箔の煌びやかさを合わせ持った独特の風合いを有するオリジナル金糸です。 「ねん金糸」を使用した「ねん金綴錦」は、東洋の繊細な金糸の美しさと西洋の金属の豪華さの両方の特色を有する織物として高い評価をいただき、桝屋髙尾の代表作となりました。 現在では真綿や箔の色・素材を変化させ、より美しい色彩・美しい織物を求めて日々精進しております。

輝きや色を変える糸

真綿を様々な色に染色し、箔を巻き付けた「ねん金糸」 太さに差異の出る手紬の真綿を使うことによって、細いところには隙間なく箔が巻きつけられ、太い部分は箔が巻ききれなかった真綿部分の色が表れます。 1本の糸の中でも光り輝く箔の部分と色彩豊かな真綿の部分とで表情が変化する糸。 その糸により織られた作品は、複雑な色合いを持ち深みある趣が生まれます。

手織りも、機械織も、1人の職人がつきっきりで仕上げます

桝屋髙尾では手織りだけでなく機械織りでも帯を製造しています。 また、機械織りであっても1台の機を1人の職人がつきっきりで動かしています。 特殊な糸である「ねん金糸」は織るのにも特殊な技術を必要とします。 手間と時間は掛かりますが、それが桝屋髙尾のこだわりであり、より良い風合、より良いものづくりに繋がるプロセスだと考えております。

世界でも珍しい広幅の手織り機

桝屋高尾は、織り幅が1.5mの手織り機を新しく制作し、従来にない新しい商品展開にチャレンジを始めました。 材料には「ねん金糸」を使用し、「ねん金糸」が持つ魅力をさらに大きく感じて頂ける紗地の織物を制作しています。 また、これだけの幅の手織り機は世界的にみても珍しく、工場内でもひときわ存在感を醸しています。

COMPANY

会社概要

証紙番号 277
公式サイト http://www.masuya-takao.co.jp//