京都東山の高台寺に、豊臣秀吉が用いたと伝えられている陣羽織が所蔵されています。

その裂地は絹の綴織。もとは敷物か壁掛で、16世紀頃ペルシャ付近で織られ、東西文化を融合したものです。

獲物に襲い掛かる獅子は、スキタイ民族（ロシア南部）特有の文様、その文様を囲む輪郭は回教文化、孔雀などはインドの影響を受けています。

綴織の技術は中国、材料にはペルシャ特有の糸が使われていました。

こちらのネクタイはもとの雰囲気を残しつつ、織り出しました。

（織元より）

縫製によって柄の出方が異なりますので、ご了承ください。